こんにちは、みなさん。中田光太郎です。月曜日に起こった大阪での地震、みなさんは、大丈夫でしたか?私は、出勤する際でしたが、阪急電車も止まっていました。出勤ラッシュ時の地震は、想定外のことだったようで交通機関の麻痺、各自治体の対応など、今回課題がでたようです。そして、痛ましい災害でのご不幸もニュースで知りました。まだ、予断をを許さない状態かもしれませんが、被災地のみなさん、計り知れない大変さだと存じます、くれぐれもお気をつけください。
地震の前日は、大きなシンポジウムが東京で行われました。この登壇の時は、まさか次の日に地震がおこるとは思ってもいませんでした。今回のこのシンポジウムは、ITIという世界的なグループのシンポジウムでした。
歯肉が退縮してしまった際の外科的アプローチとして根面被覆処置があります。今回、そのことについて講演をしました。みなさん、ご存知だと思いますが、根面が虫歯になるリスクは通常のエナメル質に比べて高いです。それは、露出した根面は、象牙質という組織で80%がコラーゲンで構成されているため、柔らかいのです。そのため、細菌が出す酵素でコラーゲンが破壊され、虫歯になります。現在、50代の約45〜50%が根面に虫歯を保有していると調べがでています。結構、高率だと思います。その予防のためにも、本来の状態にもどしてあげることが大切です。根は、本来、歯肉で覆われているわけです。それが、退縮して根が見えているとなったら、根面の虫歯の予防、そして審美的な回復のためにも、患者さんへ説明します。
決めるのは、患者さんです。しかし、状態の説明や治療のオプションについて話すのは、私達歯科医師の務めです。
これは、歯科医師のみなさんへ
みなさんは、患者さんとコミュニケーションをとられていますか?先生方と話たい時患者さん、結構多いと思いますよ。